図面の部品表をカスタマイズ

コンフィグレーションでサイズ違いのボルトを作成し、
 アセンブリして図面化する・・・

その際、
 「部品番号を変更させたい」
 「表示項目を変更したい」
 といったこと、ありませんか?

今回は、部品表をカスタマイズする方法をお伝えします。




頂いた質問はこちら

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2D図面で、アセンブリの部品表を
 作成するときにとある部品の使い分けを行いたい場合、
 同じバルーンの数字で複数の部品を
 指定させることはできるのでしょうか。

製品Aに部品aが使われていたとして、
 場合によってはa'を使いたいとした場合、
 部品表に同じバルーンのNoで
 部品aと部品a'を両方表示させたい。

何か手段・方法があれば教えていただけないでしょうか。

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ありがとうございます。

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例えば、上のようなアセンブリ(メールセミナーで使用したコンフィギュレーションの六角ボルトを使用しています。)を作成して図面表を作る場合。
 (画像では分かりやすいよう、ボルトは浮かせて作成しています)

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こんな風に部品番号が別々でつきます。

でも、ある操作により、↓のように部品番号を操作できるようになります。

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ある操作とは、各部品に文書情報を付加し、それを表示させることです。

部品ドキュメントでファイルプロパティから、

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「コンフィギュレーション特有」タブ

設定対象に該当するコンギギュレーションを選択
(複数の場合は各コンフィギュレーションに下記設定を行います)
プロパティ名をダブルクリックして「部品番号」
タイプに入力したいもののタイプ(今回はアルファベットを使用したのでテキストです。)
値/テキスト表現に「2-a」など表示させたい部品番号
OK

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この作業を他の部品に行います。
コンフィギュレーションではない部品には隣の「ユーザー定義」タブから
同様の設定が可能です。



これで表示の準備は整いました。



図面ドキュメントに戻り、部品表を表示させましょう。
「アノテートアイテム」タブ内「テーブル」より、「部品表」をクリック。

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部品表を作成する対象のモデルビューをクリック

部品表タイプ「部品のみ」
 部品コンフィギュレーションのグループ化は
 「同一部品のコンフィギュレーションを別アイテムとして表示」を選択
 OK

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まずはこのような部品表を作成し、任意の場所でクリック。配置します。

表の上にカーソルがあると水色の枠が表示されるので、
 Aの上でマウスが図のように変化したらダブルクリック。

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列タイプを「ユーザー定義プロパティ」にすると、
 下に「プロパティ名」は現れるので部品番号を選びます。

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先ほど各部品につけた部品番号に変わりました。

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同じように行にカーソルを併せて「並べ替え」を行います。

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cb-19

完成しました。
















さらにバルーンをつけるには、、

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「複数インスタンスを無視」の選択を解除。

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バルーンテキストも
 「ユーザー定義プロパティ」にし、
 「部品番号」にしておきます。

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付けた番号が反映されました!




如何でしたか?
 コンフィギュレーション自体の解説もメールセミナーで
 行っておりますので、そちらも併せてご利用ください。
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