図面

ファイル名の変更方法(2) ― Windows Explorerファイルショートカットメニュー

以前に部品やアセンブリのファイル名を Windows Explorerで直接ドキュメントの名前を変更した場合の 危険についてご紹介しました。 → ファイルの名前の変更による罠!?   ではどうやって名前を変更するのか?・・・ そのひとつに下記変更方法があります。 ・SOLIDWORKS2019 まで:Windowsスタートメニュー → SOLIDWORKS Explorer ・SOLIDWORKS2020 から:Windows Explorer のファイルショートカットメニュー ( ※ SOLIDWORKS Explorer は2020よりWindowsスタートメニューからなくなりました。) 今回は SOLIDWORKS2020 を使用して、 Windows Explorerのファイルショートカットメニュー から変更する方法をご紹介します。   やりたいこと:ファイル名の変更 ここに「A」と「B」という名前の部品ドキュメントを組み付けたアセンブリドキュメントがあります。 組み付けている部品ドキュメントの名前を変更します。 では実際に Windows Explorer から「B」部品の名前を「C」に変更してみましょう。   部品ドキュメントの名前を変更する ― Windows Explorerファイルショートカットメニュー ファイルを右クリック。 ショートカットメニューから「SOLIDWORKS」→「名前変更」をクリック。   「ドキュメントの名前変更」ダイアログボックスが現れます。 「次に変更」欄に新しい名前を入力します。 ※拡張子は削除してしまっても問題ありません。 入力が終わったら「OK」をクリック。 これでドキュメントの参照関係を保ったまま、名前の変更は終了です。 Windows Explorer上でも名前の変更ができたことがわかります。 アセンブリドキュメント「AB組立」を開いて確認してみましょう。 「再構築」をクリックすると、部品の名前が変わります。 問題ありませんね。   この方法の注意点 参照している部品やアセンブリをSOLIDWORKSで開いていると 下図の警告が現れます。 ファイルの名前を変更する前には、 開いている部品やアセンブリを保存して閉じておく必要があります。   ぜひお試しください。 次回は、FeatureManagerデザインツリーを使ったファイル名を変更する方法についてご紹介します。 お楽しみに! ...

【図面テクニック】狭いところへの寸法記入方法

今回は図面ドキュメントで使えるテクニックのご紹介です。 寸法補助線の間隔が狭くて寸法記入の余地がない、 例えば下図の場合の記入方法です。 1.矢印の代わりに黒丸を用いる場合 2.引出線と参照線を用いて記入する場合 さっそく操作方法です 1.矢印の代わりに黒丸を用いる場合 図の箇所は寸法補助線の間隔が狭いです。 矢印が重なりわかりにくいですね。 “寸法補助線の間隔が狭くて矢印を記入する余地がないときは、 矢印の代わりに黒丸または斜線を用いてもよい“ と製図教科書に記載があるのでこれを行います。 操作がしやすいように寸法数値4の寸法補助線は移動します。 寸法数値5を選択状態にして矢印の丸印を右クリック。 メニューから「小黒丸」を選択します。 左側の寸法数値5も同様に行います。 また、この場合の寸法数値4の寸補助線は矢印をつけないルールです。 寸法数値を選択状態にして矢印の丸印を右クリック。 メニューから「なし」を選択します。 左側の寸法補助線も同様に行い、寸法補助線を移動して戻して完成です。   2.引出線と参照線を用いて記入する場合 図の箇所のような寸法補助線の間隔が狭い場合に有効です。 “引出線には引き出す側に矢印をつけず、寸法数値は参照線の上側に記入する” と製図教科書に記載があるのでこれを行います。 寸法数値10を選択状態にします。 プロパティから、「オフセットテキスト」をクリック。 参照線が現れ、寸法数値が参照線の上側に移動します。 寸法数値が選択状態のまま矢印の丸印を右クリック。 メニューから「なし」を選択します。 左側の寸法補助線も同様に行い、参照線の配置を整えて完成です。 まとめ 狭い箇所の寸法記入方法は、 ・矢印の代わりに小黒丸を用いる ・参照線を利用して寸法値を入れる場所をスペースのある場所に移動させる (この場合は引出線の引き出す側の端には黒丸などの何もつけないようにする) また、あわせ技で使うと便利な機能はこちら → 【図面テクニック】寸法を同一線上に整列させる方法 お試しください。...

ファイルの名前の変更による罠!?

アセンブリを行ったあとに うっかりファイルの名前をつけ間違えていることに気がつき、 “部品ドキュメントのファイル名を変更したい” といったことはありませんか? そのようなときSOLIDWORKSの理解が浅いと、 他のアプリケーションのファイルと同じように Windows Explorer(ウィンドウズ エクスプローラ)から 名前を変更してしまいますよね。 今回は、Windows Explorerでドキュメントの名前を変更した場合の 危険とその後の対処方法についてお話いたします。 部品ドキュメントの名前を変更する ここに「A」と「B」という名前の部品ドキュメントを組み付けた アセンブリドキュメントがあります。 組み付けている部品ドキュメントの名前を変更します。 Windows Explorerから、「B」部品の名前を「C」に変更します。 その後、アセンブリドキュメント「AB組立」を開きます。 すると・・・ 下図のダイアログボックスが現れます。 ここで何も選択しないと・・・ 開かれたアセンブリドキュメントでは、 ツリーの部品「B」には警告マークがつき抑制されています。 これは、ドキュメントの参照関係がわからなくなってしまったからです。 (所謂リンク切れってやつですね・・) 再度ドキュメントの参照関係をつける そこで、名前を変更した部品を再指定し、改めて部品を認識させます。 部品「B」をクリックし、部品「B」の抑制解除をクリック。 すると・・・ ダイアログボックスが現れます。 「ファイルの参照」をクリック。 部品「C」を指定して、「開く」をクリック。 部品「C」に変更されました。 アセンブリドキュメントを再度保存してドキュメントを閉じます。 もう一度、アセンブリを開いて確認をすると、 先ほどのダイアログボックスは現れません。 今度は参照関係が崩れていない(復元できた)ことがわかります。   まとめ いかがでしたか。 ドキュメントの参照関係って怖いですね・・・ うっかりリンク切れを起こさないように ファイルの名前を変更する際には、 ドキュメントの取り扱いには注意してくださいね。 ファイル名を変更するこのほかの方法についても次回ご紹介予定。 お楽しみに! ...

ビューの必要な部分のみ表示する方法「ビューのトリミング」

これは駆動軸です。 みなさんは、SOLIDWORKSでこの駆動軸の図面を作成する場合、 投影図はどのように表現していますか。 一つの方法として、 下図のように正面図と平面図のビューを作成する方法が考えられます。 しかし、駆動軸の平面図は、 キー溝部分のみ図示すれば、 全体の図を描かなくても形状がわかりますね。 今回は、キー溝部分を 局部投影図で表す場合などに 使用できるコマンドをご紹介します。 コマンドは、 「ビューのトリミング」です。 ビューのトリミングを使用する場合は、 閉じたスケッチを書いておく必要があります。   1. ビュー内の残したい部分を囲むようにスケッチを描きます。 ここでの注意点は、残したい部分のビューがアクティブな状態で スケッチ描くということです。 下図ように“ビューをアクティブ維持の状態(四角が実線のピンクの点線)”にして、 点線の内側に閉じたスケッチを描きます。     2. 1で作成したスケッチ線を全て選択した状態で、 <レイアウト表示タブ>から「ビューのトリミング」をクリックします。     3. 図面ビューのトリミングが行われ、選択した領域のみ表示できます。     4. このときに、トリミングの輪郭線をなくしたり、 ギザギザの輪郭線にすることもできます。    これは、ビューを選択しておいてから、 プロパティの“ビューのトリミング”のチェックボックスで行います。     5. 更に、トリミング後も残った不要な線を非表示にするには、 線を選択して、「エッジ非表示/表示」をクリックします。     6. 不要な線が非表示にでき、 局部投影図で表すことができました。       JIS製図に合わせるとしたら、 主となる投影図と局部投影図を細い実線で結んでおきます。   また、一度トリムしたものを、やり直したり、削除するには、 ① トリムしたビューを右クリック。 ショートカットメニューから、「ビューのトリミング」→「トリミングを編集」をクリック。 ※削除する場合は「トリミングを削除」をクリック。     ② スケッチ編集の状態になり、 矩形の大きさや位置などを調整することができます。     ぜひお試しください。...

図面ビューの境界線

図面ドキュメントで図面ビューにポインタを近づけると、 図面ビューの境界がハイライトします。 今回は、この図面ビューの境界線の状態をご紹介します。     境界線の色は選択状態を表しますが 概ね他のドキュメント(部品・アセンブリ)と同様です。 しかし、以外と知らない方も多い 図面ドキュメントならではの選択状態が登場します。   それでは確認していきましょう。       「選択前」 ビューにポインタを近づけると、オレンジ色の破線が表れます。 これは、ダイナミックハイライト「選択前」を示します。   「選択前」なので、実際に選択はしていません。 ポインタをはずすと破線が消えます。         「選択状態(アクティブ)」 ビューにポインタを近づけてクリックすると、水色の破線が表れます。 これは、「選択状態」を示します。   選択しているので、ポインタをはずすしても継続します。       「アクティブ維持」 ビューをダブルクリックすると、水色の破線の四角が太い実線になります。 この状態が、「ビューアクティブ維持」を示します。 また、続けて何もないところをクリックすると、 ピンク色の破線に変わります。 これは、選択状態は解除されましたが、 「ビューアクティブ維持」が継続していることを示します。 図面に注記やスケッチなどの要素を挿入する際に 重要です。     みなさんは、図面に注記やスケッチを挿入する際に、 予期せぬ位置に挿入されてしまったことはありませんか?   例えば、アクティブ維持ではない状態で、 矩形のスケッチを追加した場合 ビューをドラッグすると・・・スケッチが追従しません。 これは、挿入する要素がどのビューに関連するものなのか 明らかではないからです。 一方、ビューを「アクティブ維持」にして、 矩形のスケッチを追加した場合、 ビューをドラッグすると・・・スケッチがビューに追従します。 このように「アクティブ維持」にして 関連付けを明確にしてから要素を追加すると、 そのビューの一部として扱われます。   そのため、ビューを移動した際には、 そのビューに追従して動くのです。 せっかく描いたスケッチが追従しなかったら ちょっと残念に感じますよね。   スマート寸法コマンドなどの使用では、 挿入したいビューにポインタを近づけると、 自動的にアクティブ維持になります。 ですから、意識をしていなくても作業ができます。   しかし、自動的にアクティブにならないような スケッチコマンドなどの使用の際には、 「アクティブ維持」を意識しましょう。...

丸みのあるコーナー部に仮想交点を表示するには

2D図面作図の際、「丸みのあるコーナー」に寸法を入れるには、 仮想交点が必要になります。 もし、あなたがスケッチの直線で仮想交点を作図しているのなら、 今回の記事が有益です。 スケッチの直線を作図して仮想交点を作るよりも 手軽な方法をご紹介します。     「仮想交点」の作成方法 1. 仮想交点が必要な2本の直線をCtrlキーを押しながら、 順番にクリックして選択します。 2. そして、スケッチツールの「点」をクリックします。 3. 選んだ2本の直線の仮想交点が作成されます。 4. 残りの仮想交点も作成します。 5. 寸法入力は、この仮想交点をクリックします。 いかがでしたか? 仮想交点が簡単に作成できたと思います。 ぜひ、ご活用ください。  ...

【図面テクニック】組⽴図で部品ごとに線種を変更する⽅法

今回は組立図で部品ごとに線種を変更する方法をご案内いたします。   変更の事例として、DVD教材『よくわかる!SOLIDWORKS図面』収録の 歯車ポンプを使用していきますね。   こちらの組図の正面図、赤枠で囲われた部分の下部の部品、ベースを想像線に変更してみます。 ※本編では、この部品は「解答_C016_ベース」という名称にしてあります。 ①ツリーから、正⾯図のビューにあたる「図⾯ビュー2」のフライアウトボタンをクリック。 ②アセンブリドキュメント「解答_⻭⾞ポンプassy」を展開します。 ③「解答_C016_ベース」を右クリックし、 ④メニューから「構成部品の線のフォント」をクリック。   「構成部品の線のフォント」のダイアログボックスが現れます。 ⑤ドキュメントのデフォルト設定のチェックをはずすと、 個別に線種の設定ができるようになります。 ⑥可視エッジの ・線の種類を「⼆点鎖線」に、 ・線の太さを「0.18㎜」に変更します。 ※可視エッジは外形線にあたるエッジのことです。 ⑦今回は、 ・設定対象を「選択ビュー」にし、「OK」をクリック。 選択した、正⾯図のビューの部品「解答_C016_ベース」を想像線に変更できました。     また、設定対象を「全図⾯ビュー」にすると、   組⽴図全体の部品「解答_C016_ベース」を想像線に変更できます。   今回はベースの部品を変更しましたが、本来、想像線は隣接する部分または工具、ジグ、ワークなどの位置を参考に示したり、 可動部分を表すことに使用します。 組立図で、そのような表現を行いたい場合には、ぜひこちらの方法をお試しください。...

ネジ部を作成する方法

  前回ご紹介したネジをネジらしく見せる方法。 https://cadrise.jp/manual/indicatethread/ こちらで紹介したのは、見た目を「ねじらしく見せる」設定でした。   しかし、そもそもこのモデルにねじの設定をしていなければ、 表示できないのはもちろん、図面でもただのねじっぽい円柱になってしまいます。   そこで、今回はねじ部の作成方法をご紹介します。 この操作を行うと、しっかりねじ部が表示されます。 ※ねじ穴は「穴ウィザード」コマンドで作成できます。   ではねじ部の作成方法を見ていきましょう。 メニューバーの「挿入」から「アノテートアイテム」を選択し、 アノテートアイテム内の「ねじ山」をクリックします。   プロパティが開くので、ねじの設定をしていきます。   「円形エッジ」の選択エリアに、 ねじの開始点となるエッジをクリックします。 エッジを選択した後に、規格を選択します。 ここでは「JIS」を選択します。   次に、ねじサイズの設定を行います。 このモデルは、円筒の直径が10mmなので M10x1.5(並目)を選択しています。 ねじのサイズによって細目もあるので、 必要に応じて設定してください。   ねじサイズを設定したら、ねじの長さを設定します。 このモデルでは、端から25mmの長さに設定しています。 OKをクリックするとモデルにネジ部が作成できます。 前回ご紹介した「シェイディングされたねじ山」の表示を させていると、モデルに縞模様が現れて、 設定した長さにねじができていることが確認できます。   前回と今回のやり方を合わせると、図面にした時に上記ビューが作成できます。 今回はネジ部の作成方法をご紹介しました。  ...

【図面テクニック】参考寸法の表示方法

  図面に寸法を記入する際、 本来、記入しなくてもいい寸法でも、 図面上で表記しておきたい寸法に( )をつけて 表記するのが「参考寸法」です。   今回は図面ドキュメントで、寸法を参考寸法の表示に変える方法を 長さと半径の2種類でご紹介します。     長さの寸法を変更するには それでは、操作方法を見ていきましょう。 表示を変更したい寸法を選択します。 寸法を選択するとツリーの表示が寸法配置のプロパティにかわります。 寸法テキストの項目の下図のボタンを押すと・・   寸法値に( )かっこが付いた参考寸法の表示に変わりました。   ****** 半径を参考寸法の( R )にするには 半径寸法は通常はこのように表示されます。   寸法配置のプロパティで、 寸法テキストの「R」は残し、<DIM>を削除します。 (※SOLIDWORKSでは寸法は自動的に <DIM> で表されます。)   ( )カッコ表示のボタンをおします。   簡単にカッコが追加できました。   一度お試しください。  ...

【図面テクニック】寸法を同一線上に整列させる方法

図面に寸法を配置する際、 寸法の配置、高さで悩んだことはありませんか? 寸法をどんどん配置していくと、 気がついたら下図面のように 寸法の配置が崩れてしまっていることも。 赤下線、青下線の寸法同士が同じ高さに配置されていれば、 図面はきれいに仕上がります。 マウスで一つずつドラッグしながらの微調整も可能ですが、 沢山あるとかなり面倒です。 そこで、今回は 【寸法を同一線上にそろえる方法】をご紹介します。 それでは、早速操作方法を見ていきましょう。 同じ高さにそろえたい寸法を 複数選択(Ctrl+左クリック)で選択します。 ※寸法が水色になっていれば選択されています。 この状態で 「同一線上/円弧上に整列」を選択します。   ↓ 「メニューバー」→「ツール」→「寸法配置」→「同一線上/円弧上に整列」をクリック。 寸法が同じ高さに整列しました。 整列した寸法を移動してみると、 揃えた寸法全体が追従して動きます。 後々の寸法整理が非常に楽になりますね。 このコマンド、ツールメニューから遠い位置にあるので、 頻繁に使用したい場合、「コマンドマネージャー」で タブを追加しておくと非常に便利です。 タブを追加する方法は、 (1)「Commandmanager」内の空白部分を右クリック。 (2)表示されたメニューから「ユーザー定義」をクリック。 (3)「新規タブ」が追加できました。 (ユーザー定義ダイアログボックスも表示されますが、  今回は不要なので閉じます) (4)追加された「新規タブ」を右クリック。 (5)「タブの追加」をクリック。 (6)「整列」をクリック。 「整列」タブが追加され、 「同一線上/同一円弧上に整列」コマンドが 手軽に使用できるようになりました。 寸法を書く際、非常に使い勝手の良いコマンドです。 複雑な図面であればなおさら寸法を整列させておけば 寸法が散らからずに済みます。 ぜひ使用してみてください。...