SOLIDWORKS操作マニュアル

【レイアウトスケッチ】スプーンを作ってみよう02

  昨年末、↓でスプーンのスケッチ課題を出させて頂きました。 今回からは立体にしていきますよ! https://cadrise.jp/manual/so_manual/161227spoon/   早速作ってもらったファイルを開いてから続きをお読みください。   まずは今あるスケッチを押し出しフィーチャーで 厚み20mmの立体にします。   でも今のままでは折角キレイなスケッチが描けても、 キレイなスプーンにはほど遠いですよね。 スプーンを横からよく見ると、曲線で斜めにできています。 ですから次は、断面形状を作ります。       【課題】下図のようなレイアウトスケッチを作成してみましょう ※ヒント:スケッチコマンドで作ります。 寸法は3箇所だけですが、拘束によって形状は完全定義できます。 スケッチ出来ましたら名前を「レイアウトスケッチ」に変更しておいてください。 (ツリーの名前をダブルクリックすると編集できます)     これだけだと物足りない方もいると思いますので、 柄の部分もやっちゃいましょう。 先ほど作ったレイアウトスケッチを元に下図の形状を作ります。 変な形ですが、最後に「組み合わせ」で重なってるところだけ残す操作が入り、 ちゃんとスプーンになります。 スケッチは↓こんな感じ。(この拘束マークは?色々お試しください!) これを下記設定で押し出します。 ・スケッチ平面 ・中間平面 ・幅40.00mm ・片側に押し出し ・厚み1.00mm   さて、また次回に続きます。 次回はすくう部分(「つぼ」というんですね)の 丸みを「回転」を使って作り、 今回作った柄と「ロフト」でつなげます。 お楽しみに♪...

テンプレートの作り方

SOLIDWORKSに限らず、 沢山扱うものは毎回設定するのではなく テンプレートになっていた方が便利ですよね? ・単位(mmやインチ等) ・背景 ・文字サイズ(寸法等) ・面 ・軸 などなど。 毎回部品ドキュメントなど開いて背景色を変えて・・・ といったことをしてから実作業に入っている方には お役に立てる内容です。 デフォルト設定とは少し変えているんだけど、 よく使うものってあると思います。 そういったものはテンプレートにしてしまいませんか? まずはテンプレートへの保存方法です。 1.テンプレートにした設定を行います。 2.ドキュメントをテンプレートとして保存します。 メニューバー>ファイル>指定保存   3.ファイルの種類 Part Templates(*.prtdot)を選択します。   4.ファイルの保存先がデフォルトの 部品ドキュメントテンプレートが保存されている場所に変わります。     5.ファイル名に名前を指定して保存します。 ※ここで表示されている「部品」と同じ名前にするとデフォルトのテンプレートが上書きされます。 ※上書きしたくない場合には任意の名前をつけます。   6.開いている部品ドキュメントは必ず閉じます。 ※閉じずに作業をして間違って上書きしまうと、その内容までテンプレートになってしまうからです。   7.新規で部品ドキュメントを開くと先ほどの設定を保持した状態のファイルが開かれます。 ※5.で任意の名前を付けた場合には新規ボタンをクリック後、 「アドバンス」のボタンを押すと、任意に保存したテンプレートが表示されます。 **************** 背景・単位・文字サイズの変更方法 **************** 背景の変更 ここでは白背景に設定します。 1.ディスプレイマネージャーを開きます。 2.シーンを右クリックして「シーン編集」 3.背景を「グラジエント」にし、 上部、下部共に白で設定します。 ※その他ヘッズアップツールバーからも手軽に変更可能です↓ **************** 単位の変更 ツール>オプション>ドキュメントプロパティ>単位 **************** 文字サイズの変更 ツール>オプション>ドキュメントプロパティ>寸法  ...

【スプラインの使い方】スプーンを作ってみよう

  突然ですが、今日はスケッチ課題を出題します!   お題はこちら(画像クリックでPDFもダウンロードできます) スプーンのすくう部分をスプラインで描いています。 この部分をうまく作れるかがポイントですね。     ****************** 以下は回答になりますので、 この課題に取り組まれる方は後でご確認くださいね。   やり方、大きく分けて2通りあるかと思います。 1)中心線が描いてあるので上下どちらか半分だけ作って 「エンティティのミラー」で対称に作る方法 2)すくう部分のスプラインだけ一度にぐるっと描いてしまう方法   中心線があるので、1の方法で取り組まれた方も多いと思います。 どちらの方法でも作成可能です。 ただ、スプラインはカーブの制御が難しいので、 1回で描いたほうがより滑らかでキレイな曲線が描けます!     ですから、まずは2の方法をご案内しますね。 中心線を描いたら「スプライン」を選択。 ぐるっと描いてしまいます。 このとき、描き始めから終わりまでのクリックは5箇所です。 3回目のクリックは中心線の端と重ねてくださいね。 外形が描けたら拘束を入れていきます。 上図のように中心線に対して対称の拘束を付けます。 拘束の付け方は2点と中心線をCtrlキーを押しながら選択して、 左側に現れたメニューより「対称」を選択   次に寸法を入れます。 出来ました^^         ************** 次に1で作る場合 (スプラインの制御方法も入れてます。 また区切が分かりやすいよう、背景を変えました) 上半分だけ描いて、「エンティティのミラー」 このような形になりました。 お気づきになりましたか?先端。 これで食べたら痛そうですよね^^;   丸めていきましょう。 もう一度スプラインで描いた曲線をクリックすると 左側にメニューが出ます。 パラメータでも数値を変えられますが、 スケッチにも矢印が出現しています。 この矢印を「ハンドル」といいます。 この矢印をドラッグして向きや長さを変えることでも 曲線をコントロールできます。 (先端にある●と途中にあるダイヤマークでドラッグ可能です)   正解は無いのでキレイに見えるポイントを探してみてください。 (ぐるっと1回で描いた方がいいというのが、 分けるとこのように滑らかな曲線を作る操作が必要になるからです) いじりすぎておかしくなってしまった!という場合は 同じメニュー内の下に「全ハンドルをリセット」というボタンがあります。 そちらで初期値に戻ってやり直してください。     柄の部分はトライしてみてくださいね。 こちらは「エンティティのミラー」で作ります。     いずれ、これを肉付けして立体化するまでの 工程を追ったスプーン作成のシリーズにしますので、 出来たスケッチは保存しておいてもらえると幸いです。 ...

【スイープ】2016~の新機能

今日はSOLIDWORKS2016と2017で 進化している機能の1つをご紹介します。 【スイープ】です。 メールセミナーの 「よくわかる便利機能編 その1」 のSTEP3では螺旋形状のご紹介として コイルばねのような立体的螺旋形状の肉付けでも 使い方をご案内しています。。 コマンドでいうと、 『ヘリカルとスパイラル』 で螺旋のスケッチを作って、 【スイープ】で肉付けして作ります。 今までのバージョンでは、 【スイープ】は「輪郭となるスケッチ」と 「パスとなるスケッチ」の2種類が必要でした。 ですから、【スイープ】に必要な輪郭を描く為 螺旋の先端に垂直になる面を作って 円の輪郭をスケッチする必要がありました。 初心者の私には、 この「先端に垂直になる面を作る」ことが難しくて、 何度も試行錯誤してしまった部分でもあります。 では、2016からはどうなっているか? 【スイープ】コマンドを選択すると 輪郭とパスのところに新たな選択肢があります ○スケッチ輪郭 ○円形の輪郭 上のスケッチ輪郭を選択すると今まで通りです。 下の円形の輪郭を選択すると・・・・ 円の直径を入力するだけで 輪郭のスケッチが無くても肉付けできてしまうのです!! 円形であれば面の作成や スケッチの手間が省けて とっても簡単になりますよね。 (もちろん、先端も垂直になってます)     さらに! 今まで輪郭スケッチはそのスイープの 始点になっていたのですが、 パスがあれば両方向にも延ばせます。 パスの途中に輪郭を描いてもOKになっています。     さらにさらに! 2017からは、輪郭の指定が「スケッチ」だけでなく 「面」でもOKです。(スケッチ輪郭で面を選択します) すでに出来ているフィーチャーにパスだけスケッチして、 フィーチャーの面を輪郭に選択することでも 【スイープ】可能となりました。 どんどん便利に進化していってますね。  ...

仮想線の表示設定

以前ご紹介したスケッチフィレットで、 仮想交点のつけ方についてもご紹介しておりました。 スケッチフィレットを使いこなす【仮想交点】     そして、このときに使っている仮想線についても、 表示方法が選べるってご存知でしたか?   例えば、このようにしっかり線を表示するものや、 下図のように点(星)だけで表示させることもできます。   これはお好みで変えることができます。 複雑な曲線を作ったら沢山の線があって わかり難いなという場合も 変更することでスッキリしますよ。   それでは早速設定方法です。 【ツール】→【オプション】→【ドキュメントプロパティ(下図)】→【寸法】→【仮想線】   設定できるのは プラス・星・補助線・点・なし の5種類。 選んだらOKをするだけで簡単に変わります。   お試しくださいね^^    ...

アセンブリ上で部品をミラーする

前回は「部品のミラー」についてご紹介しました。 勝手違いの部品を別ファイルで作れました。 ↓ ↓ ↓ 勝手違いの部品作り(エンティティ以外)   こちらは、単純に勝手違いの部品が欲しいときや、 部品のみの設計で完結するとき などに有効です。 部品が複雑だったり、組立の時には また違った有効なコマンドがあります!   「構成部品のミラー」 今回も前回と同じモデルでやってみます。 でも、今回はアセンブリドキュメントで開いてくださいね。 部品を置く場所はどこでもかまいませんが、 原点など合致をつけて配置すると、 ミラー後の部品も固定されてしまい動かせなくなりますので 配置も気をつけてくださいね。 (下図のように【(固定)】と入っているか どうかでわかります。)   さて、ミラーしたい部品を配置したら、 「構成部品のミラー」を選択します。 「構成部品パターン」内 または、↓「挿入」メニュー内にあります。     すると、左側にメニューが出現します。 ミラー平面やコピーする部品を選択してOKすると できました。   部品としては一つしか作成していませんが、 このようにミラーすることで2つ以上に増やしていけます。   こちらも部品のコピー同様、コピー元の形状と リンクしていますので、部品編集の際は注意が必要です。       ただ、今回のはもう少し編集が可能で、 リンクしないでミラーすることも可能です。   「構成部品のミラー」を選択して出てきたメニュー こちらを良く見ていただくと、 「次へ」ボタンがあります。 ここを進むと、 ・ミラー後部品の回転 ・新規ファイルとして保存 ・リンクを解除 といったことまで可能になります。 色々試してみてくださいね。  ...

勝手違いの部品作り(エンティティ以外)

「勝手違いの部品作り」に 役立つコマンドのご紹介です。 ブラケットなどの対称部品を作る場合、 どのコマンドを使って作りますか? 「エンティティのミラー」を 使っている方も多いかと思います。   でも、エンティティだと ミラーした元を消したりと 手順もかかってしまいます。 もう一つ、SOLIDWORKSには 部品をミラーする機能があります。 「部品のミラー」 こちらは別ファイルにミラー部品を作成するので 知っていると便利ではないでしょうか?       それでは早速使用方法について解説していきますね。 まずはミラーしたい形状を↑コレで解説していきます。 モデリングできたら保存します。(今回はそのままPart1としました。) 保存してから、ミラーする基準面を選択(青い部分)します。 (面選択をしていないとコマンドが使えません) この状態で「部品のミラー」をします。 コマンドの場所は、 「挿入」→「部品のミラー」   すると、新規ファイル(Part2)で 先ほど選択した面に対称な部品ファイルができます。   Part1は保存されていますが、 新しいPart2は保存されていませんので 保存を忘れず行ってください。 使用方法としてはとっても簡単ですよね。     ここからは、さらにこの機能の解説していきます。 ミラー部品は元部品とリンクしています。 ですから、保存後であっても元部品に穴を開ければ、 ミラー部品にも穴が開きます。 しかし! ミラー部品に穴を開けても、 元部品には開きません。 上記のように、元部品に施したことは全部 ミラー部品に反映されるようになっていますが、 ミラー部品に施したものは元部品には 反映されないので気をつけて使用くださいね。     今回は以上です! お役に立てましたら幸いです。    ...

スケッチフィレットを使いこなす【仮想交点】

今回はフィレットの第2弾。 「スケッチフィレット」について。 (弊社『SolidWorks練習帳』ミニカーなどでも 使用されるテクニックのご紹介) このような2つの直線のコーナーを 「スケッチフィレット」で スケッチの段階でフィレットをつけることができます。 ↓↓↓     でも、先にフィレットを入れてしまうと 寸法を入れる際に選択されるのは このように、フィレットの手前までの寸法になります。   ※先に寸法を入れてから「スケッチフィレット」すれば 上図のように入ります。 しかし、場合によってはこのような寸法を 後から追加したいケースもありますよね。     そんなときにどうしたらいいのかというと、 『仮想交点』を作ります。 2つの直線の仮想延長上の交点に点をうち、 寸法を拾える状態にします。   【方法】 1) 2つの直線をCtrlキーを押しながら選択します。 2)点コマンド 3) できました!   交点を選択できるようになります。  ...

『設計ばらし』って何ですか?

今日も諏訪圏工業メッセでお問合せを 貰った内容について回答します。 「『設計ばらし』って何ですか?」 弊社の行う業務内容を書いた中に 『設計ばらし』があり、 質問して頂きました。 (図面ばらし・バラシということもあります)     3D特有のもの、 というわけではありませんし、 どのような設計を行っても、 必ず『ばらし』の作業は発生します。     【ここで1つ補足】 設計にはボトムアップ設計と トップダウン設計の2種類があります。 ・ボトムアップ設計 部品ありきの組立設計。 あらかじめ個々の部品の詳細が決まっており、 部品から全体を組み立てていきます。 ・トップダウン設計 全体像の構想から作り上げ、 細部の部品形状を作りこんでいきます。     例えばトップダウン設計では 全体像(レイアウト)が 先に作られているので形状は分かります。 しかし、そのままでは部品1つひとつの 正確な形がわからず、 製作することはできません。 だから、部品1つひとつに『ばらし』て、 機械加工等できるよう寸法公差、幾何公差、 表面粗さ、表面処理などの 作業指示まで加えた図面を描きます。   ボトムアップ設計の場合でも 組立設計後に部品1つひとつに『ばらし』ます。     これが、『設計ばらし』です。       余談ですが、この作業は設計者が 設計から『ばらし』までやることもあれば、 専任の「CADオペレーター」が行うことも あります。 (求人などである「CADオペレーター」は このような図面にするのがお仕事です)     そんな『設計ばらし』をして 部品図を作成したら、 どの部品をどこに使うのかがわかるようになっている 「組立図」も作成します。 (こちらも組図ということも) 如何でしたか? 設計といっても 様々な工程がありますよね。...

客先からデータを受け取るには?(中間ファイル)

今日は中間ファイルについてお伝えします。 先日の諏訪圏工業メッセでのこと。 「使用CADは?」とよく聞かれました。   弊社はSOLIDWORKSをメインにしておりますが、 お客様では2D、3D様々なCADソフトの 名前が出てきます。 そうすると、お仕事をご一緒するには 「中間ファイル」での受け渡しに 関する知識が必須となります。   無料メールセミナーの基礎知識編でも 中間ファイルとは?から解説しています。 今回は客先から3Dモデルデータを 受け取るときの確認事項や モデルの状態について解説していきます。   ◆客先からデータを受け取る種類 データを受け取る形態は次の3つがあります。 1:紙図面 ・・・ファックスや郵送で届きます。3Dモデリングからスタート。 2:DXF、DWG(2次元CADデータ) ・・・電子メールやCDなど電子データで届きます。 1同様モデリングからですが、DXF、DWGを取込んで 仮想立体を作成できる為、紙図面より時間と労力が減る 3:3Dモデル ・・・電子メールやCDなど電子データで届きます。 モデリングの作業分の時間と労力が減る。 ※3の場合の「中間ファイル」について ◆客先から3Dデータを受け取るとき 自社の使用CADソフトと 先方のソフトが違うことは容易にあります。 そんなときもスムーズにやり取りができるよう 「中間ファイル」について知っておきましょう。 ◇確認しておくこと 1:自社のSOLIDWORKSは何なのか? SOLIDWORKS 20○○というバージョンにより 同じSOLIDWORKS同士でも開けない場合があります。 2:客先の3DCADは何なのか? 3:推奨する中間ファイルの出力形式 状況に合わせた種類の3Dデータを依頼します。 下記を参考にしてください。 ********************** ◆客先の3DCADと、 そのCADで推奨する中間ファイルの出力形式 (このファイルで貰えるよう依頼する) SOLIDWORKS  ・・・Parasolid Pro/ENGINEER ・・・STEP・IGES I-DEAS    ・・・IGES CoCreate   ・・・ACIS Unigraphics  ・・・Parasolid Solid Edge  ・・・Parasolid Inventor   ・・・ACIS CATIA V5   ・・・STEP ********************** ファイルについての詳しい内容や 保存方法についてはメールセミナーで 解説しておりますので、 よければこちらもご登録(無料)ください♪...