SOLIDWORKS操作マニュアル

【図面テクニック】直径(半径)の寸法配置を一ヶ所だけ変える

今回も図面ドキュメントで使えるテクニックをご紹介いたします。 ドキュメントプロパティで寸法を中央配置に設定しておくと 自動的に中央に寸法が配置されて便利です。 中央配置設定の場合、補助線や中心線とかぶってしまった時 直線寸法などは下図のように寸法配置のプロパティで中央揃え を外して移動させることができます。 しかし、直径(半径)寸法の場合は、寸法配置のプロパティでは グレー表示になっていて中央揃えを外すことができません。 そんなときに便利な機能を紹介します。 それでは、操作方法を見ていきましょう。 配置を変えたい直径(半径)寸法を右クリックします。 表示オプション → 寸法中央揃え のチェックを外します。 これで寸法をドラッグすると、自由に動かすことができます。 あまり多用することはありませんが、知っていると便利な機能です。 お試しいただけたら幸いです。...

非アクティブスケッチの色の変更方法

部品やアセンブリなどのモデル作成の際、 スケッチをレイアウト用として参照すると便利です。 一方で、複雑な形状や部品点数が多いモデルになってくると スケッチが見えにくくなり、操作に困ることがあります。 そこで今回は、システムオプションから 非アクティブスケッチの色を変更する方法をご紹介します。 モデル作成時、編集中ではないスケッチの色はグレーです。 この編集中ではないスケッチを「非アクティブスケッチ」といいます。 (編集中のスケッチはアクティブスケッチ) モデルと非アクティブスケッチの色が同じグレー系なので 同化してしまい、見えにくいです。 そこで、 非アクティブスケッチの色を変更して見えにくさを解消してゆきます。 オプションをクリックします。 メニューから 色 をクリックします。 色スキーム設定の項目から「スケッチ、非アクティブ」を選択し、編集ボタンをクリックします。 色の設定ウインドウでグレーと区別しやすい色を選択し、 OKボタンをクリックします。 事例はピンクを選択しています。 OKボタンをクリックして、オプションを閉じます。 非アクティブスケッチが見えやすくなりました。 いかがでしたか? お好みの色で設定をお試しくださいね。 *****お知らせ***** 大好評をいただいております、 【よくわかる!SOLIDWORKS 図面】 “お得な3巻セット”を更にキャンペーン価格で 買えるのは6月末までです。 ↓ ↓ ↓ https://cadrise.jp/dvd/dvd_zumen_lp/...

【図面テクニック】直径寸法の寸法線の表示を変える

今回も図面ドキュメントで使えるテクニックを ご紹介いたします。 寸法の表記の仕方は様々あります。 寸法線を延長した線上に数値を表記する形もあれば(1)、 寸法線を引き出し、水平の寸法線の上に 数字を表記して読めるようにする形もあります(2)。 (1) (2) 今回は、直径寸法の寸法線の表示を変更します。 (1)の形から(2)に変更します。 それでは、操作方法を見ていきましょう。 表示を変更したい寸法を選択します。 寸法を選択するとツリーの表示が寸法配置のプロパティにかわります。 「値」「引出線」「その他」の3つのダブ構成になっています。 その中から「引出線」タブをクリックします。 下直径寸法と同様、半径寸法も同じ操作で変更できます。 下部に「ユーザー定義テキスト位置」の項目があります。 クリックしてチェックマークを入れます。 ↓3タイプの表示方法があります。 中央の「破線引出線、水平テキスト」のボタンを選択します。 寸法線の形が変わりました。 この設定はドキュメントプロパティの設定に依存しています。 オプション→ドキュメントプロパティ→寸法→直径 テキスト位置の設定で決まります。 テキスト位置は下図の3タイプです。 ****** 今回のまとめ。 直径寸法の寸法線の表示を変えるには 変更したい寸法のプロパティ「引出線」タブ、 「ユーザーテキスト位置」で変更 ★★★★★★★★★★お知らせ★★★★★★★★★★★ 図面の基礎知識から学べる 『よくわかる!SOLIDWORKSシリーズ最新作 図面編』 6/13いよいよ発売です。 部品図、組立図の作成方法から 図枠などの図面テンプレート作成方法まで 徹底解説した全3巻。 詳しくは下記URLをご確認ください。 https://cadrise.jp/dvd/dvd_zumen_lp/ ...

【図面テクニック】寸法の表示をほかのビューに移動する

今回も図面ドキュメントで使えるテクニックを ご紹介いたします。 図面ドキュメントで寸法を 自動で挿入したとき、思うような位置に 入らなくて困ったことはありませんか? 今回は、そんな時に使えるテクニックの一つ、 寸法を他のビューに移動する方法をご紹介します。 ※寸法の自動読み込みコマンド『モデルアイテム』を使用し、 思った位置に寸法が入らない時に使用できます。 それでは、早速操作方法を見ていきましょう。 例題として、下面図の直径10を断面図に移動してみます。 Shiftキーを押しながら寸法を断面図のビューへドラッグします。 断面図のこのあたりでドロップ。 ...

【図面作成テクニック】矢印の分岐方法

今回は「矢印を分岐する方法」をお伝えいたします。   注記や表面性状記号等では複数個所を矢印で指示することがあります。 上記のように、 近接する複数の箇所を1つの表面性状記号で指示す場合に利用できる 矢印の分岐方法をご紹介します。   【分岐手順】 こちらの表面性状記号に追加をします。     まず、表面性状記号をクリックして、選択状態にします。(黒→水色になります) Ctrlキーを押しながら、矢印の先の点をドラッグ。 今ある矢印はそのままに、もう1本の矢印が引きずられてきます。 矢印が追加できました。 Ctrlキーを押しながら端点をドラッグ&ドロップすることで、 何本でも続けて追加することができます。   また、削除するには、不要な矢印の端点を選択して Deleteキーを押します。 このときに、削除したい矢印の端点ではなく 記号全体を選択してDeleteキーを押すと、 記号自体が削除されてしまうのでご注意ください。   この矢印を分岐する方法は、矢印付きの注記でも同様に行えます。 お試しください。    ...

スイープのための平面作成

本日のテーマは「スイープのための平面作成」です。   書籍に関してお問い合わせをいただいた問題ですが、 せっかくなので皆様と共有していきたいと思います。 今日は書籍『3次元CAD SolidWorks練習帳』の81ページに掲載のカム軸をモデルに使用します。 (モデルデータはこちらの応用問題にあります) 解答モデルデータの履歴を確認すると、平面2がオレンジ色で表示された平面1より少し傾いています。 また、この平面1も最初からある平面ではありません。 このカム軸の溝は「スイープカット」フィーチャーを使用しています。 円筒面に沿って溝を掘るため、「ヘリカルカーブ」を軌跡とし、 カーブの端点に対して垂直な平面2に描写したスケッチを輪郭としてスイープカットしています。 平面1、並びにカーブの端点に対して垂直な平面2とはどうやって作成するのでしょうか? 綺麗なモデルを作成するため、新しい平面の作成方法を学んでいきましょう! ステップ1『平面1の作成』 カム軸の溝は下図のように、緑色に表示された面から 10mmほど離れたところから始まります。 よってカム軸の円筒面に沿ったヘリカルカーブも、 緑色の面から10mm離れたところから描写を始める必要があります。 まずはそのための平面を作成してみましょう! フィーチャータブの『参照ジオメトリ』→『平面』を選択。 第一参照にピンクで表示されているモデルの面を選択し、距離を10mmとしてOKをクリック。 するとピンクの面を基準に10mmオフセットした平面が作成されます。 この平面1に、ヘリカルカーブの元となる円のスケッチを描きます。 必要なのはカム軸の円筒面と同じ円のスケッチです。 今回はエンティティ変換を使って円のスケッチをトレースしましょう。 平面を選択→スケッチを開始し、下図のエッジを選択。 スケッチタブから『エンティティ変換』コマンドをクリック。 すると下図のように円筒のエッジが平面1に投影されます。 ここを起点にヘリカルカーブを作成します。 フィーチャータブから、『カーブ』→『ヘリカルとスパイラル』を選択。 下図のようにパラメータを設定してヘリカルカーブを作成しましょう。 ステップ2『ヘリカルカーブに合わせた平面の作成』 フィーチャータブから『参照ジオメトリ』→『平面』を選択。 ヘリカルカーブとヘリカルカーブの端点を参照します。 OKをクリックすると、平面2が作成できます。 こうして新しく作成した平面2に溝を掘るためのスケッチを描いていきましょう。 平面2を選択し、『矩形中心』を使って下図のスケッチを描きます。 この矩形の中心の点とヘリカルカーブを選択し、『貫通』の拘束をつけます。 拘束がついたら、スケッチを終了しておきます。 あとは、フィーチャータブから『スイープカット』を選択し、 青い欄(輪郭)に先ほど描いた矩形のスケッチを、 ピンクの欄(パス)にヘリカルカーブを指定し、OKをクリックします。 仕上げとして溝の両端を丸めましょう。 『フィレット』を選択、『ラウンドフィレット』にチェックを入れ、 下図のように面を選択します。 反対側も同様にしてフィレットを行うことで、 カム軸の溝のモデル作成ができました! いかがでしたでしょうか? 実は平面2を作成せず、平面1に矩形を描写し、 同じような手順を踏んでも溝を掘ることはできます。 一見すると似たような溝が掘れているように思えるのですが、 測定してみると平面2を作成しなかった場合は歪んでしまっているのがわかります。 興味のある方はぜひ一度、平面2を作成せずに溝を掘り、 それがどのように歪んでしまっているのか測定してみてくださいね。 ...

プロパティのコピー方法

本日のテーマは 『プロパティのコピー方法』 についてです。 【プロパティとは?】 品名や図番、材質などの情報が入っているものです。 確認するには、部品のファイルを開いた状態で画像の上のアイコンをクリック。 すると、下図のように部品ファイルのプロパティが確認できます。 (モデル、プロパティは参考です) 通常は最初にプロパティ情報を入れてテンプレートにした ドキュメントで作成し始めることも多いと思いますが、 ・テンプレートを使用しなかった ・後から情報が加わった、変更になった というような場合もありますよね。 例えば下図のようにプロパティの情報がない場合 この部品にもさっきと同じプロパティの記載をしたい…! そんな時の操作方法をご紹介します。 ①プロパティ記述の選択 一番左のナンバリングされている列にカーソルを持っていくと、 下図のように変化します。 この状態でドラッグすることでプロパティの行を選択することができます。 反転して選択状態になっている時に、 コピーのショートカットコマンドを入力。(Ctrl+C) OKを押してプロパティ表示を閉じましょう。 ②プロパティ記述の貼り付け プロパティを上書きしたい部品のファイルを開き、 プロパティを表示しましょう。 一番左のナンバリングされている列をクリックすることで選択状態にします。 今度は、貼り付けのショートカット(Ctrl+V)をキーボード入力。 すると… さきほどコピーしたプロパティの内容が上書きされます! 【!注意!】プロパティを上書きしたい場合 プロパティ名が重複するとエラーになってしまうので、 『各項目ごとにコピー&ペーストをする』 『項目をすべて削除して、すべて上書きしなおす』 のどちらかでプロパティを変更しましょう。 いかがでしたか? 普通なら右クリックでコンテキストメニューが表示されますが、 SOLIDWORKSでは表示されないため このような手順でのコピー&ペーストとなります。 ぜひ、お手持ちの部品ファイルのプロパティについて、 コピー&ペーストを試してみてください。...

表示方向の新規作成方法

図面の端に表示するモデルについて、 通常は不等角投影などで表示させておくことが多いと思いますが、 「もうちょっと回転させて後側が見えるようにしたい」 とか、 「裏側から見た図にしたいけど、その表示方向がない」 などと困ることはありませんか? ということで、今回は、 個別で表示方向を設定したビューの作り方をご紹介します。 ※向きなど分かりやすいよう弊社書籍(よくわかるSOLIDWORKS演習)より クジラを使用しております。 青枠で表示されている部分、 右側面図から斜めに引き出したところ、 くじらがそっぽ向いてしまいました。 こちらに向けて見ましょう。 ちなみにこのモデルは不等角投影にするとこのようになります。 ですから、不等角投影に差し替えてみましょう。 レイアウト表示>モデルビュー 出てきた左側のモデルビューのメニューから 矢印ボタンで「次へ」へ 表示方向の選択画面より「不等角投影」をクリックして マウスをグラフィック領域にずらします。 こちらを向いたクジラがでてきました。 そっぽ向いたのは削除し、こちらを配置しましょう。 さらに もう少し角度を変えた表示させたいという場合は、 今ある表示方向からはできません。 新規で表示ビューを作成しましょう。 ここからは部品ドキュメントに移ります。 マウスホイールや矢印キーなどを使ってモデルを 回転させ、良い角度を決めてください。 キーボードの入力を半角入力の状態で、「スペース」キーを押すと 表示方向のウィンドウが出ます。 ↑画像のように新表示方向をクリック。 表示方向名として、その表示に名前をつけておきます。 (今回は「図面用」としました) OKを押すと、図面用というビューが完成しました。 保存しておきます。 図面ドキュメントにもどります。 先ほど不等角投影にした表示方向のところを見ると。。。 新たに図面用のビューが追加されています。 完成です。 いかがでしたか? 部品によっては色々な向きで作成されていると 回転する必要のあるものも出てくるかもしれません。 ぜひ分かりやすい角度で表示してみてくださいね。 ...

【訂正】書籍『実践SolidWorks』の誤画像について【104P】

書籍『実践SolidWorks』の104Pについて 誤画像がありましたので訂正をさせていただきます。   手順②において「ミラー」コマンドの 設定する内容に誤りがあります。   上記の画像で上から4つ目の矢印の項目 フィーチャーのスコープで選択するボディが 「タイロッド」となっております。 正しくはスイープ1となります。 (タイロッドはその先の手順⑤で変更する名前ですので  手順②の時点ではスイープ1です) 誤:タイロッド 正:スイープ1 フィーチャーのスコープに、 履歴から「スイープ1」のボディを 選択していただけますようお願いします。     ご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。...

パック&ゴーって何?

先日、社内で飛び交う会話について 「それ何?」というものがあったのでシェアします。 【パック&ゴー】 「それをパック&ゴーして」 「パック&ゴーしたの?」 というような会話が設計者やCADオペレーターの間でされていました。 聞きなれない言葉だったので解説してもらいました。   パック&ゴーとは SOLIDWORKSでは、部品やアセンブリ、図面などの 複数のドキュメントを扱いますが、お互いに関係性があります。 例えば、アセンブリは部品ドキュメントを参照しています。 図面も作成した部品ドキュメントに依存して作成されます。 ですから、別案件で「以前作ったのと同じようなの使いたいなー」と 単純にそのアセンブリドキュメントだけをコピーしてきても エラーになる可能性がものすごく高いのです。 そこで、【パック&ゴー】の出番。 このコマンドは、関連する全てのファイルをコピーして複製してくれます。   ** 操作手順 ** ①コピーしたいファイルを開いて ファイル>パック&ゴー   ②出てきたダイアログボックスで 保存するファイルや保存先を指定して>保存   操作はこれだけです。 便利な機能ですので、 知らなかった方は言葉だけでも覚えてみてくださいね。   ...