SOLIDWORKS操作マニュアル

思うように動かないアセンブリの克服

本日はアセンブリで困った場合の対処法を2つお伝えします。     まずは先週から引き続いて机のレイアウトをしていた時のこと。 【部品の合致を反転させたい】 アセンブリで机を2つ出してきました。 この2つの机を【向かい合わせ】で配置したい と考えていました。 最初に2つの机を床と合致をつけます。 そして、机の奥の壁同士に「一致」をつけます。 あれ? 横並びになってしまいました。   向かい合う為には合致の向きを反転させたいです。 どうすればいいのでしょうか?     こういった場合は 左側の合致設定画面にあるボタン これを変えます。 向かい合わせになりました! 「一致」の他に「同心円」などでもこの整列状態の ボタンは出てきますので覚えておいてください。 ※今回床面との一致を入れてから回転させましたが、 合致の付ける順番や場所によってはこのように思わぬ方向に 回転してしまうこともあります。研究してみてください。   今回は「合致」を使って部品の向きを 変える方法をご紹介しましたが、 部品を挿入したときにマウスの左ボタンで ドラッグして部品自体を回転させる方法もあります。 部品点数が多い場合などは先に部品を回転させるのも有効です。     【部品が中に入って取り出せない!?】 大きい部品と小さい部品をアセンブリする時、 誤って小さい部品が中に入ってしまうことがあります。 確かに中にある・・・ でも選択ができないから取り出せない! どうすればいいのでしょうか?   取り出す方法は2つあります。 【方法1:外側を透明にする】 ツリーから外側の部品をクリックして コンテキストツールバーを表示。 「透明度変更」をクリック。 外側が透明になり、中の部品を選択できるようになりました。 【方法2:ワイヤーフレーム表示へ】 ヘッズアップビューツールバーから 「表示スタイル」を【ワイヤーフレーム】へ変更します。 ↓ 中の部品を選択できるようになりました。   如何でしたか? お役に立てる時があれば幸いです。...

内径が基準の箱を作るには?

こんにちは。アドライズの中澤です。 今回もSOLIDWORKS初心者の私が操作していて 分からなかった所を少しずつ解説していきますね。   そんな今日は、 「内径が基準の箱を作るには?」を お届けします。 今私は本社へ新入社員を迎える準備もしています。 しかし、今のままのオフィスでは席が用意できないので、 レイアウト変更をSOLIDWORKSを使って計画しています。 以前も先輩が行っていたので 部品(机やキャビネットなどの家具)はあります。 あとは部屋のサイズを測って箱を用意し、 その中にアセンブリで家具を設置するだけ。 こう書いてしまうと、とっても簡単に聞こえます。 でも、やってみると家具が多いため手数が多く、 アセンブリに関してもかなりのトレーニングになっています。 モノが分かりやすいので練習にオススメですよ。 さて、そこから私のつまずきポイント(笑) アセンブリの前に部屋を作る段階で止まりました。 作るにあたり、まず考えた方法は、 1:部屋の寸法を測る 2:そのサイズで矩形スケッチを描く 3:押し出しで立体化 4:シェルでくり抜く でした。 このような部屋であったり、収納用の箱を設計する場合などは 内径が基準になるものがあります。 でもこの方法だと内側のサイズが 厚みの分だけ小さくなり寸法がおかしくなります。 ここで一つ、考えが浮かびます。 「手順2を”実寸+壁の厚み”で スケッチを描いたらいいのではないか?」 確かにこれでも欲しい形は手に入りますよね。 でも、これでは図面通りではない上に、 設計変更が起きた場合なども対応できません。 ここでオススメなのがエンティティのオフセットです。 内径のスケッチを作図線で描き、 「エンティティのオフセット」で壁の厚み分の オフセットの距離を指定してスケッチを描きます。 (手順3・4は同じ。 作図線にしないと押し出し時に底抜けの筒になります。) この描き方をすることで内径(作図線の寸法)が 変わっても壁の厚みはそのまま追従します。 スケッチの寸法は、図面にする時にも 使われる寸法となりますので、 形が合っているだけでなく、 寸法の取り方にも気をつけて描いてください。 次回はアセンブリ時の”部品の回転”について お伝えします!お楽しみに...

設計に欠かせない「図面」を解説します

今月は図面についても見てきました。 最初のつまづきになりやすいポイントで 基本の部分だけでしたがいかがでしょうか? でもまだまだ奥が深いです。 メルマガやブログで簡潔的に説明するには 内容が膨大なのと、SOLIDWORKSの操作を中心に 解説していることもあってあまり表には出ていませんが、 弊社の「研修」ではたっぷりお伝えしています。     SOLIDWORKSは各社が行うスクールに通って 習得することが一般的ですが、 弊社ではご依頼頂いた会社様に講師が出張して (北は岩手県から南は熊本県まで出張開催実績有り) 3日間の研修を行っております。 もっと詳しく!という方はぜひそちらも 検討して貰いたいのですが、 費用や時間的に今すぐは厳しいと 感じるかもしれません。       弊社でも教育において費用や時間的拘束は 重要なボトルネックになっていることを実感しています。 ですからそれを解決する1つの手段として 【DVD】教材を紹介させてください。 ************* https://cadrise.jp/dvd/ ************* DVDでボトムアップ設計の基礎が学べるのは アドライズだけの商品です。 通常3日間(定価33万円)の研修を7時間の映像に 収めているので、好きな時間に毎日少しずつ、など 1人で自由に受講可能です。 私もヘッドホンして自分のデスクで学びました。   図面だけでなく、より効果的なモデリング方法なども 解説しておりますので、スキルのランクアップが狙えます。 研修後の復習教材としても最適ですよ。   「2次元から3次元へ移行する際の違いが解った」、 既に使っている人からも「知らないことも学べた」という ご感想もいただいています。 操作が動画で見れるから迷わないし、 分からない部分は戻って何度でも再生可能です。 サンプル動画なども載せていますので ご興味もって頂けた方はぜひ下記URLを ご確認ください。 ************* https://cadrise.jp/dvd/ ************* 講師は弊社社長の牛山です。...

線の真ん中で貫通拘束をかける方法

  貫通の拘束をかける方法について 詳しく解説をしていきます。   その前に、「貫通とは?」を確認しておきます。 貫通拘束では、「点と、異なる面にある要素が一致します」 https://cadrise.jp/manual/kousoku/ 貫通拘束を使うには、現在編集中のスケッチの【点】と 【異なる面にある線など】が必要になります。       例題: 上記の図のオレンジ線を下の3本の円弧に貫通拘束をつける 回答: オレンジ線の両端の拘束については、 オレンジ線の端点と下の円弧を選択することで 画面左側に「貫通」が出てきます。   しかし、オレンジ線の真ん中では? 貫通拘束を使うには、現在編集中のスケッチの【点】と 【異なる面にある線など】が必要になります。 つまり、オレンジ線の中点が必要になります。 そこで、オレンジ線の線上で右クリックをすると 下記のようなメニューが出てくるので、 「中点の選択」をします。   一時的に中点が選択状態になります。 (一時的な表示なので他のところをクリックすると消えてしまいます。) そのままCtrlキーを押しながら下の円弧をクリックすると 貫通拘束ができます。 **** 【端でも中点でもない任意の位置で貫通をかけたい場合】 任意の位置にスケッチの「点」をつけ、 その点と異なる面の要素を選択します。...

図面のどこから描き始めたらいいか?02

  前回は「図面のどこから描き始めたらいいか」を お伝えさせていただきました。 URL:https://cadrise.jp/manual/zumen1/     その答えは、図面を読み解き、 【基準面】と【原点】を見つけることです。 形状により分かりやすい投影図で描かれるので 図面によって展開も変わります。 いろんな図面を見て慣れてくださいね。         さて、そんな前回の図面、 原点の位置を左下、奥行き中間の位置が【原点】 とご紹介しました。 「あれ?違うんじゃない??」 と思われた方、いますか?   気づいた方はとっても鋭いです。 実はもう1つ、この図面では 原点になりえるポイントがあります。   ↑ぜひ探してみて下さい。         では、答えです。   左下、奥行き中間の位置以外に、 左下、手前の角です。 この図面の場合、 どちらを原点としても正解となります。     手前を原点とした場合、 中心についている穴を決めるために 中心線を引く必要があります。 その場合、寸法入力ではなく 「中点」の拘束を使ってくださいね。       ***** さて、今回書きたかったのは もう一つの原点の見方、ではありません。   このように 人によって図面の読み取り方が変わってしまう可能性がある ということをお伝えしたいのです。     どちらを原点にしても間違いではないのですが、 例えば同じ設計グループ内に両方のタイプの方がいると 設計変更などが発生した場合に編集方法が異なるなど トラブルの原因にもなります。   このトラブルを防ぐには、「社内ルール」という SOLIDWORKS以外での外部ルールで統一させます。   御社ではこのような場合、 「どちらを【原点】とするか」 社内ルールを先輩や上司に聞いてみてくださいね。       さて、このようにして図面通りに モデリングしていくのですが、 なぜそこまで図面通りにする必要があるのか?   それは、「図面化したときに寸法がそのまま入る」 というメリットがあるからです。   今月はあと一回、図面についてお伝えします。...

エンティティのミラー

今回は【エンティティのミラー】についてご説明します。 【エンティティのミラー】は中心線を挟んで対称のものを描きたいときに便利です。     上のようなスケッチがあり中心線を挟んで対称のスケッチを描きたいとします。     対称にしたいスケッチと中心線を選択します。     【エンティティのミラー】をクリックします。     中心線を挟んで対称なスケッチが描けました。   ----------------------------------------- スケッチを選択する前に【エンティティのミラー】をクリックした場合でもできます。     ミラーコピーするエンティティに対象にしたいスケッチ、ミラー基準に中心線をそれぞれ選択します。     こちらのやり方でも中心線を挟んで対称なスケッチが描けました。...

図面からモデルを作成するには?

弊社執筆の「入門」書籍ではモデルを作成し、 それを図面にする方法については解説していますが、 図面からモデルを作成する方法までは掲載しておりません。 SOLIDWORKSの操作方法の本なので・・・という言い訳もあるのですが、 それだと実務的ではないですよね。   皆さんが現場で設計業務に携わる場合、 どんなに新人であっても図面を読み解くことは必須です。       設計には ・図面からモデリングしていくボトムアップ設計 ・3Dで設計してから図面に落とし込んでいくトップダウン設計 の2手法があります。   今月はまず、基本となるボトムアップ設計に注目していきます。 ボトムアップ設計で私たちに最初に必要な知識は、 「図面のどこから作り始めたらいいか」ということです。 私も初心者なので、そのつまずきの感覚はまだまだリアルです。 コーヒーミルが出来た!と思って喜んで次の「練習帳」 (弊社発売の「3次元CAD SOLIDWORKS練習帳」です。 図面と完成モデル画像だけあるので、図面から作る練習ができます。) に取り掛かろうとしたら、部品作成画面を開いただけで手が止まりました。 「どこから描けばいいの?」 「どの面に描くの?」 「原点てどうすればいいの?」 ?????の連続で、何もできなくなるのです。       ◆図面のどこから作り始めたらいいか◆ これを解決していくには、図面の【基準】を読み解きます。 基準はどこか?簡単に言ってしまえば、 寸法がどこから始まっているのか見て、 寸法が多く集まっているところが【基準】です。 (≒寸法表記の矢印→が多く集まっているところ) 図面から【原点】がどこか?をまずは把握します。       上の図面を見てください。 大体の図面には ・正面図(左下) ・平面図(左上) ・側面図(右下) の3方向からの投影図があります。   正面、平面、側面のそれぞれの【基準面】が ありますので、投影図からそれらを見つけます。 その基準が交わるところが【原点】です。 正面図など一つだけの図面は2次元なので 最大で2つの基準面しか特定できません。 他の図面から奥行き方面の基準面を把握し、 初めて原点の1点が特定できます。 (↑図面から最初に描くフィーチャーの図です。)   ※上の図面では正面の図の下側が平面、 左側が側面の基準面となります。 ここまでで正面の図左下に基準があることが分かります。 さらに、平面図から中央に正面の基準面があると わかるので、原点は正面左下の奥行き方向中央に 【原点】があると特定できます。     【基準面】と【原点】が分かったらスケッチに入ります。 寸法が沢山入っている面を優先し、 最大寸法のスケッチを描き始めます。   如何でしたか? 最後までお読みくださりありがとうございました。 来週ももう少し図面について書いていきますね。 お楽しみに!  ...

角にRを付ける【フィレット】の活用方法

※フィレットと面取りの違いは下記よりご確認ください。 https://cadrise.jp/manual/so_manual/fillet/   フィレットの活用方法について解説します。 しっかり使いこなせば、ロフトを使わなきゃできないような形状が フィレットのあるコマンドで簡単にできてしまうなど、 操作も簡単になります。 その反面、フィレットをつける順番で形状が変わったり、 希望通りどころかエラーになってフィレットがつけられない、 なんてことも起こりえます。 今回は要点とコツをまとめました。   ◆フィレットタイプは4種類 (上画像のように固定サイズフィレットが初期設定になっています) 画像左から ・固定サイズフィレット 選択したエッジに対し、指定したサイズでのRをつける。 エッジを選択する他、面を選択しても面に接するエッジに適用される。 ・可変サイズフィレット 選択したエッジに対し、各部分にそれぞれのRをつける。 ・面フィレット 基準面と選択した面にあるエッジに対してRをつける。 ・フルラウンドフィレット 3面に対しRをつける。 3面であればロフト形状などの変形型にも適用され、簡単にRがつく。   ◆フィレットを一度に広範囲につけるには フィレットは直線エッジと、 (↓設定により)正接でつながれたエッジ上に適用されます。 フィレットを連続的に広範囲に適用させたい場合、 最初に角が無いよう、周りからフィレットをつけて 正接でつながるエッジにしておきます。 しかし、周りのフィレットのRがあまりに小さいと エラーになる可能性もありますので、 そういった場合は大きいRのフィレットからつけてください。   ◆フィレットをつける順番に注意 フィレットをつける順番によって形が変わる場合があります。 このような形状の2辺にフィレットをつけるとします。(青部分)   ①斜めを1番、底側を2番でフィレットをつけた場合 ②底側を1番、斜めを2番でフィレットをつけた場合 ※②では通常だと底板までフィレットが延長されます。 「正接の継続」チェックを外し、 フィレットオプションにて「エッジを保持」にチェックの 設定で行っています。 最後に、上手にフィレットをつけるコツをご紹介します。 ◆上手にフィレットをつけるコツ 1、大きいサイズのRからつける 2、一度につかない場合には小分けにしてつける 3、入れる順番に気をつける 4、できるだけ最後の仕上げにまとめてつける  ...

「フィレット」と「面取り」について

今回は【フィレットと面取り】について説明します。   「フィレット」は角がR(なめらか)になります。 「面取り」はその名の通り、角がとれます。 面取り・フィレットは即座に適用されます。       「フィレット」 下の図のように矩形を描き、フィーチャーで押し出しをします。             フィーチャーの「フィレット」をクリック。                 フィレットするアイテムに向かって左側のエッジを選択します。 (Rはここでは10.00mm) 下の画像のようになります。                 なめらかな角です。               「面取り」 今度はフィーチャーの「フィレット」の▼をクリックして「面取り」を選択します。                   「面取りパラメータ」に向かって右側のエッジを選択します。 (ここでは距離は10.00mm、角度は45度にします)                   完成です。                  ...

いろいろな拘束

SOLIDWORKSに使われる拘束を一覧にしました。 拘束の名称 拘束付加前 拘束のコマンド 拘束付加後 備考   一致         点が線上に一致します   鉛直         鉛直になります   貫通         点と、異なる面にある要素が一致します (貫通の方法)   交点          点に対して線が交わるようになります (線の延長上になり線が交わらないことも有)   垂直             線と線が垂直になります   水平         水平になります   正接         円弧と線が正接します   対称          円や直線など中心線をはさんで対象になります   中点         線と点を選択で、線の中点に点が一致します   同一円弧           2つの円弧が同じ円弧上に並びます   同一線上         2つの線が同じ直線上に並びます   同心円         同心を持つ円になります   等しい値         同じ大きさになります   マージ         端点と端点をつなぎます  ...