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ノックピンの位置決め穴の作成方法

機械や装置の心出しや位置決めにはノックピンを使用しますが、 みなさんはどのように位置決め穴を作成していますか。 穴を「押し出しカット」コマンドで作成して、 図面を作成した場合は下図のようになります。 この場合、ダウエル穴記号は 「ダウエル穴記号」コマンドで手動で追加しなければいけません。 ですが、モデル作成者とは別の人が図面を作成する場合、 通し穴なのか位置決め穴なのかは3Dモデルからは判断できませんよね。 今回は、そんな際におすすめのコマンドをご紹介します。   穴ウィザード(ダウエル穴) まず、位置決め(ノックピン)穴を作成するモデルを開きます。   穴を作成します ① 穴を追加したい面を選択 ② 穴ウィザードをクリック   ③ 穴ウィザードのPropertyManagerに変わります。 「タイプタブ」で、穴タイプのパラメータを設定します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ※ 詳細項目にて下記を選択します。 穴タイプ:穴 規格:JIS 種類:ダウエル穴 ----- 穴の仕様へ設計値を選択 サイズ:φ5.0 (今回は「 φ5H7 」を選択) ----- 押し出し状態:全貫通 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー   ④「位置タブ」に切り替えて、穴位置を決めます。 OKをクリックして穴をあけます。   穴あけ作業としてはこれで終わりです。 モデルを一見するといつもと同じ穴ですが・・・   図面を作成すると・・・ 図面ビューにダウエルピン記号が追加されています。   まとめ 「穴ウィザード」コマンドで穴タイプの種類に「ダウエル穴」を選択すると 図面ビューの作成時にすべてのダウエルピン記号を自動的に作成できます。 是非、ノックピンの位置決め穴をあける際にお試しください。   また・・・ 「押し出しカット」コマンドで作成した穴の図面にダウエルピン記号を挿入するには、 メニューバー/挿入 →アノテートアイテム →「ダウエル穴記号」です。 ...

表示パネルで作業効率アップ!

表示パネルとは 「表示パネル」を使用すると、部品、アセンブリ、図面ドキュメントで 設定をした様々な表示設定をすばやく確認することができます。   前回は、部品を透明化する方法をご紹介しました。 →アセンブリで部品の透明度の変更する しかし、複数の部品を透明にしていくと、 どの部品を透明にしたのかわからなくなる場合があります。 そこで、「透明化した部品を確認する方法」を例に、 「表示パネル」をご紹介します。   表示パネルを使ってみよう 「表示パネル」はデフォルトでは折りたたまれています。 そこで、表示パネルを展開します。 FeatureManager デザインツリー上部のタブの右側にある > をクリック。 ※表示パネルを折りたたむには < をクリックします。   透明化した部品は、「透明度」の列にアイコンが表示されます。   現在、サブアセンブリ「コンテナ組立」は透明化をしています。   透明化を解除するには、「表示パネル」の解除したい部品や サブアセンブリの行のアイコンをクリックします。   透明度アイコンが消え、   モデルの表示が元に戻ります。   まとめ また、「表示パネル」では、透明度の他にも 非表示/表示、表示モードや外観なども確認できます。   中でも、 非表示/表示 の設定は、 アイコンをクリックするごとに 素早く部品やボディ、スケッチ、平面などの 非表示と表示の切り替えができ、とても便利です。 ぜひお試しください。 ...

アセンブリで部品の透明度の変更する

アセンブリドキュメントで 他の部品の影に隠れた部品を移動したいときや、 隠れた部品の位置関係を確認したいときに 手前の部品を透過したくなりませんか。 今回ご紹介する方法は次の場合に有効です。 ・装置のカバーを設計したら中身が見えなくなってしまったとき ・ある部品の中に入っている部品を選択したいとき ・材質がガラスや透明樹脂などの場合にそれらしく見せたいとき   部品の透明度の変更 使用するモデルは、 弊社書籍「よくわかる3次元CADシステムSOLIDWORKS入門」に 掲載のアセンブリモデル「コーヒーミル」です。 この「コーヒーミル」のアセンブリドキュメントを使用してご紹介します。 【部品の透明化】 【サブアセンブリの透明化】   【部品の透明化】 まず、アセンブリで使用している部品「ホッパー」を透明に変更します。 透明にしたい部品をクリックします。   すると、コンテキストツールバーが現れます。 「透明度変更」をクリックします。   部品「ホッパー」が透明になりました。 ホッパーを透明にしたことで、内部のミル刃の詳細な様子が確認できます。   【サブアセンブリの透明化】 次に、アセンブリで使用している サブアセンブリ「コンテナ組立」を透明に変更します。 FeatureManager デザインツリーからサブアセンブリ「コンテナ組立」をクリック。 コンテキストツールバーから「透明度変更」をクリックします。 ーーー サブアセンブリ品は、選択しているものが サブアセンブリなのか、部品なのかを混同しやすいので、 FeatureManager デザインツリーからの選択をお奨めします。 ーーー   サブアセンブリ「コンテナ組立」全体が透明になります。   注意点 透明度変更をするとその部品の面を選択し難くなります。 その際は以下の方法をお試しください。 ・Shiftキーを押しながら透明にした部品の面をクリックする ・透明にした部品の背後に何も部品がない状態にして透明にした部品を選択する 次回は、透明化をした部品を確認するのに便利な機能、 「表示パネル」をご紹介します。...

マルチボディの干渉認識

干渉認識コマンドは、アセンブリをした部品同士の干渉を 簡単に検出することができます。 SOLIDWORKS2019からこの干渉認識が部品ドキュメントの マルチボディで使用できるようになりましたね。 ※マルチボディ・・部品ドキュメント内に複数のソリッドボディがある状態   マルチボディでも使える「干渉認識」 干渉認識はこれまではアセンブリで使用できたコマンドです。 ここでは、 アセンブリドキュメントでアセンブリをしたモデルと そのモデルを部品ドキュメントのマルチボディに変更したモデル を使用して干渉認識を比較してみます。 使用するモデルは歯車ポンプです。 歯車は、円筒形の簡易的な形で作成しているため干渉が起きます。   ●アセンブリドキュメントでの干渉認識 評価タブ→「干渉認識」コマンドをクリック。 「計算」をクリックすると干渉結果が表示され、 上下の歯車に干渉が起きていることが確認できます。 (他にもネジ部に干渉が起きていますね)   ●部品ドキュメントでマルチボディ状態の干渉認識 次に、歯車ポンプのアセンブリをマルチボディ化したモデルで アセンブリと同様に干渉認識を行います。 ドキュメントは部品です。 (部品ドキュメントのアイコンとソリッドボディが複数あることが確認できます。) 評価タブ→「干渉認識」コマンドをクリック。 「計算」をクリックすると干渉結果が表示され、 アセンブリと同様の箇所に干渉が起きていることが確認できます。     このマルチボディの干渉認識は、 アセンブリドキュメント内にマルチボディの部品が含まれいる場合 も干渉を調べることができます。 これは、鋼材のようにマルチボディで構築する部品が混在する組立品で有効です。 (鋼材機能を使用するとマルチボディになります。) 下図のモデルは、 フレーム部:鋼材機能を使用して作成した部品 カバー:それぞれ作成した部品 それらをアセンブリドキュメントでアセンブリしています。 「干渉認識」コマンドで確認をします。 その際に、オプションの「マルチボディ部品の干渉部分を含む」にチェックを入れます。 「計算」をクリック確認すると・・・ マルチボディになっている鋼材部分に干渉があることがわかりました。 どうやら鋼材同士の突き合わせ処理を忘れたようですね。   まとめ マルチボディの干渉認識は、部品ドキュメントで使用する以外にも、 アセンブリドキュメントにマルチボディの部品が含まれている状態でも使用できます。 ぜひ、お試しください。 ――――――― 余談ですが・・・ SOLIDWORKS2018以前でマルチボディの干渉を確認するには、 「組み合わせ」コマンドで代用できますよ。...

アセンブリで仮の合致をつける

アセンブリドキュメントで部品をアセンブリする際に 部品同士に“拘束は付けたくない” でも、“指定する位置に部品を配置したい” そんな場合はありませんか。 今回は、 弊社書籍「3次元CAD SolidWorks練習帳」に掲載のモデル「水羽車」を例に、 有効なオプションをご紹介します。   合致コマンド「位置付けのみに使用」を使う こちらの「水羽車」のアセンブリドキュメントを使って実際にやってみましょう。 水羽車を側面から見ると回転するブレード部分が傾いています。 このブレード部分を下図のように、 “垂直にした状態で維持したい!”けれど稼働する箇所なので“合致をつけて固定をしたくない!” そんなときの合致の方法です。 まず、ブレードのパーツの平面とアセンブリの平面を一致させます。 ( ※ わかりやすいよう平面を表示にしています。)     <アセンブリタブ> →「合致」を選択します。   アセンブリの平面とブレードの平面を選択し、「一致」の合致をつけます。 ※ プレビューでブレード部が垂直になっていることが確認できます。   しかし、このまま「OK」を選択すると、合致の拘束がついてモデルが稼働しません。 ※「一致」の合致拘束がついて可動部が動かないことがわかります。   そこで、オプションの「位置付けのみに使用」にチェックを入れます。 これで合致拘束をつけずに位置決めをすることができます。 「OK」を押して合致コマンドを終了します。   すると、見た目はブレードが垂直になって固定されているようですが・・・ ブレードパーツをドラッグすると 合致情報がついていないためブレードが回転します。 また、合致は FeatureManager デザインツリーに履歴として追加されません。   まとめ 合致コマンドで 「位置付けのみに使用」にチェックを入れると 構成部品は合致によって定義された位置に移動するが 履歴として残らない 仮の合致 をつけることができます。 アセンブリで部品を組み付けるときに、 部品の収まりや距離の確認を簡単に確認できるので便利です。 いろいろ試してみてくださいね。...

SW2019から使いやすくなった測定ツール!

  測定ツール 今回ご紹介するのは 測定ツール です。 測定ツールは、モデルの「エッジの長さ」や、 「面間の距離」や「面積」などを計測するコマンドです。 SOLIDWORKS2018までは、モデル編集中に測定をしたい場合、 一度コマンドを終了してから測定ツールで計測し、 再度コマンドに入り編集をする必要がありました。 それが、SOLIDWORKS2019からは いつでも測定ツールを使用できるようになりました ☆彡   【基本的な測定ツールの使い方】 CommandManagerの「評価」タブ → 「測定」コマンドをクリックします。 測定のダイアログが表示されます。 選ぶ要素によって様々な情報が測定できます。 例1 面と面を選択 → 面の面積や距離を計測できます。 例2 点と点を選択 → 点から点までの高さや幅を計測できます。 例3 点と円筒面を選択 → 円筒の中心から点までのそれぞれの方向の距離を計測できます。 また、円筒の基準には「中心距離」「最小距離」「最大距離」を選択でき、 「最小距離」に変えると円筒エッジから点までの最小距離の測定に変わります。 【SOLIDWORKS2019からの機能】 お伝えしているように SOLIDWORKS2019からはいつでも測定ツールを使用できるようになりました。 例えば、下図の穴のフィーチャーにフィーチャー編集に入っている場合でも、   「評価」タブ → 「測定」コマンドをクリックして 下図のようにエッジなどを選択すると フィーチャー編集中でも測定ができるのです。 まとめ 設計をするときには、これから作成する形状の大きさを決める際に、 取合いや現状のモデルの大きさを確認しながら決めていきます。 編集中に測定ツールが使用できるようになり、 一旦作業を中断する必要がなくなりとても便利になりましたね。    ...

部品の動きを確認しよう ~制限合致②~

  前回に引き続き、【制限合致】のご紹介です。 第1弾はこちらから ↓ ↓ ↓ 部品の動きを確認しよう ~制限合致①~ https://cadrise.jp/qanda/limit-mates/   第2弾の今回は、 [サブアセンブリのフレキシブル化]です。 下図の前回のアセンブリを 最終組立となるアセンブリに挿入して 動きを確認します。 コンフィギュレーションとは違い 可動範囲もリアルにわかるのでとても便利です。       [サブアセンブリのフレキシブル化]   まず、2種類のアセンブリを用意します。 ①トップアセンブリ (装置全体の最終組立品のこと) ②サブアセンブリ (トップアセンブリを構成する組立品のこと) ※今回の②は前回で【制限合致】をつけたアセンブリを指します。   実際にサブアセンブリを挿入したトップアセンブリ   ところが・・・   サブアセンブリ作成時は 制限距離の範囲で動いたテーブルが、 トップアセンブリに挿入すると動きません。 これはサブアセンブリが“リジット”という 固定された状態だからです。   そこで、サブアセンブリを“フレキシブル”という 固定されていない状態にする必要があります。 ※SOLIDWORKSのデフォルト設定では、 トップアセンブリの中でサブアセンブリは 一つのユニットとして動作するため 固定される仕様です。   ツリーからサブアセンブリを右クリック。 コンテキストツールバーから 「サブアセンブリをリジットに指定」をクリックします。   すると・・・ サブアセンブリがフレキシブルになります。   ツリーをよく見るとフレキシブルに設定したアセンブリは、 アイコンが変わっています。 どのサブアセンブリがフレキシブルで 可動するのかすぐにわかりますね。     フレキシブルにしたことで、 サブアセンブリのテーブルは 制限合致で定義した可動域の範囲で移動します。     より具体的に動きを再現することができますね。 ぜひお試しください。    ...

部品の動きを確認しよう ~制限合致①~

  装置設計で機械の動きを表現する場合、 コンフィギュレーションを用いることがあります。 コンフィギュレーション機能は、 1 つのドキュメント内に 形状違いなど複数の部品やアセンブリモデルを作成できます。   例えばシリンダなどの装置設計で動きをみる際に コンフィギュレーションを用いた場合は 「最大」や「最小」といった特定の位置の状態を再現できます。 コンフィギュレーションの追加はこちらから https://cadrise.jp/manual/so_manual/%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%95%e3%82%a3%e3%82%ae%e3%83%a5%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%81%ae%e8%bf%bd%e5%8a%a0/     設計をするときに、 「実際の動きを確認しながら設計をしたい」 と思ったことありませんか? 今回ご紹介するコマンドを使用することで、 部品がどのように動くのかを表現することができます。 2回に渡ってご紹介する内容はこちら☟ 第1弾 【制限合致】 第2弾 【サブアセンブリのフレキシブル化】     今回は、設定をするにあたっての準備段階 【制限合致】 です。   まず、動きを持たせたいアセンブリを用意します。 今回は、テーブルが下記の設定で移動します。 ・テーブルの中心と下部品の端の移動量250mm 最小値:70mm(下部品端から) 最大値:320mm(下部品端から)   移動前(最小値)   移動後(最大値)       それでは、距離を制限した合致をつけましょう。 アセンブリタブ→「合致」コマンドをクリック。 合致設定に、図の2つ面を選択します。 「詳細設定合致」を展開し、「制限合致」をクリック。 距離に最小値:70mm(下部品端から)が選択されます。 最大値と最小値を設定します。 最大値:320mm(下部品端から) 最小値:70mm(下部品端から)   合致コマンドを終了します。 移動距離を制限した合致をつけることができました。   距離制限をつけたことにより テーブル可動域の範囲で移動します。     次回は、このアセンブリ部品を 実際の装置(トップアセンブリ)に挿入して動かします。 【サブアセンブリのフレキシブル化】 ご期待ください。...

アセンブリ上で部品の形状を簡単に確認する方法

みなさんは、アセンブリドキュメントで挿入している 部品の形状を確認する際、どのようにされていますか? ほとんどの方が「部品を開く」コマンドで 部品を開いて確認していると思います。   しかし、この方法は 多くのドキュメントを開いている場合や、 保存の際に警告メッセージが出てきたりと 若干煩わしく感じませんか。 今回ご紹介するコマンドでは、 アセンブリ画面上で部品の形状を確認できる ため 煩わしい手間を省くことができます。   そのコマンドは 「構成部品プレビューウィンド」 まず、確認したい部品を右クリックします。 表示されたコンテキストツールバーより、 「構成部品プレビューウィンド」をクリック。 部品のプレビューが表示されました。 プレビュー表示をした部品を回転してみましょう。 プレビューウィンドを閉じるには、「プレビュー終了」ボタンをクリックします。   いかがでしたか。 形状の確認が容易にできますよね。 ただし、今回のプレビューウィンド実行中は、 部品の編集や測定などのコマンドは使用できません。 そのようなコマンドを使用したい場合は、 「部品を開く」コマンドで部品を開いて行ってください。 ぜひお試しください。...

沢山のねじ挿入時に便利!簡単に合致を付ける方法

みなさんは、作成したねじのモデルをアセンブリ内に挿入し、 合致をつける際、どのようにしていますか? 「既存の部品/アセンブリ」コマンドよりねじを読み込み、 ねじを挿入したい穴と合致をつけることが多いと思います。 しかし、同じ使い方をするねじの場合、 毎回同じ方法で合致をつけることは、 「とても手間だ」と感じる方も多いのではないでしょうか。 今回は、この手間を解消できる オススメのコマンドをご紹介いたします。 ****** まずは、ねじの部品ドキュメントを開きます。 フィーチャータブ「参照ジオメトリ」コマンドの フライアウトボタン▽をクリックします。 「合致参照」コマンドをクリックします。 合致参照をつけたい部分を選択し、OKボタンをクリック。 今回は、ねじの頭とねじ部分の付け根のエッジを選択します。 FeatureManager デザインツリーに 合致参照のフィーチャーが追加されました。 ※保存をして、ドキュメントを閉じます。 では、実際にアセンブリに挿入してみましょう。 (今回は、先に挿入したい穴を含んだ部品ドキュメントが、 アセンブリドキュメントに挿入してあります。) 合致参照をつけたねじの部品ドキュメントを、 ねじを挿入したい穴を目掛けて ドラック&ドロップで挿入すると 自動で合致がつきました。 いかがでしたか。 挿入する数が多くなればなるほど威力を発揮する この「合致参照」コマンド。 ぜひ、お試しださい。 また同様に、簡単にねじの挿入ができる方法として 【デザインライブラリ】にねじを追加登録して使用する方法があります。 こちらも使用頻度の高い部品・アセンブリデータを登録しておくと 簡単に挿入できる便利な機能になりますので 併せてご確認ください。 ***** よく使う部品を簡単に呼び出す【デザインライブラリ】 https://cadrise.jp/manual/so_manual/designlib/ *****...