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蚊取り線香を作りたくて

そろそろ虫が気になる季節。 どこかほっとする香りで多くの人に愛されている 昔ながらの蚊取り線香をモデリングしてみました。   渦巻を描く 渦巻(スパイラル)の旋回するにつれ中心から遠ざかる2次元曲線は、 「ヘリカルとスパイラル」コマンドで作成します。 基本3面の平面にスパイラルの元になる円をスケッチします。 スケッチ編集状態のまま、 <フィーチャータブ>から「カーブ」-「ヘリカルとスパイラル」をクリック。 プロパティを下図のように設定します。 ※ プロパティのパラメータの意味 ・指定定義 スパイラル:ピッチと回転によって定義されるスパイラルを作成する ・パラメータ ピッチ:カーブの回転の間の半径距離を設定 回転数:回転の数を設定 開始角度:スケッチした円の最初のカーブ角度を設定 左回り:回転方向を左回りに設定 「OK」をクリックすると、スパイラルカーブの完成です。   形状を作成する このスパイラルカーブをパスに使用して、「スイープ」コマンドで形状を作成します。 パスに垂直な法平面に、スイープの輪郭(断面)をスケッチします。 今回は基本3面の平面にパスを描いているので、法平面は基本3面の正面です。 正面に下図のスケッチを描きます。 (表示方向:正面) その際、下図の赤枠部分の頂点は スパイラルカーブ と貫通拘束をつけます。 (表示方向:不等角投影) ※ 貫通拘束についてはこちらで詳しく解説をしています。 → 線の真ん中で貫通拘束をつける方法   <フィーチャータブ>から「スイープ」をクリック。 プロパティを下図のように設定します。 最後にホルダーに固定する中心部分を作成し、完成です。 ※ 中心部のやり方はまた別の機会にご紹介します!   まとめ 渦巻の作成には、「ヘリカルとスパイラル」コマンドのスパイラルカーブ。 最近の蚊取り線香は色も香りもバリエーション豊富で、 ホルダーも素敵なものが多いですね。 今年の夏は蚊取り線香を活用してみてはいかがでしょうか。 ...

スイープのための平面作成

本日のテーマは「スイープのための平面作成」です。   書籍に関してお問い合わせをいただいた問題ですが、 せっかくなので皆様と共有していきたいと思います。 今日は書籍『3次元CAD SolidWorks練習帳』の81ページに掲載のカム軸をモデルに使用します。 (モデルデータはこちらの応用問題にあります) 解答モデルデータの履歴を確認すると、平面2がオレンジ色で表示された平面1より少し傾いています。 また、この平面1も最初からある平面ではありません。 このカム軸の溝は「スイープカット」フィーチャーを使用しています。 円筒面に沿って溝を掘るため、「ヘリカルカーブ」を軌跡とし、 カーブの端点に対して垂直な平面2に描写したスケッチを輪郭としてスイープカットしています。 平面1、並びにカーブの端点に対して垂直な平面2とはどうやって作成するのでしょうか? 綺麗なモデルを作成するため、新しい平面の作成方法を学んでいきましょう! ステップ1『平面1の作成』 カム軸の溝は下図のように、緑色に表示された面から 10mmほど離れたところから始まります。 よってカム軸の円筒面に沿ったヘリカルカーブも、 緑色の面から10mm離れたところから描写を始める必要があります。 まずはそのための平面を作成してみましょう! フィーチャータブの『参照ジオメトリ』→『平面』を選択。 第一参照にピンクで表示されているモデルの面を選択し、距離を10mmとしてOKをクリック。 するとピンクの面を基準に10mmオフセットした平面が作成されます。 この平面1に、ヘリカルカーブの元となる円のスケッチを描きます。 必要なのはカム軸の円筒面と同じ円のスケッチです。 今回はエンティティ変換を使って円のスケッチをトレースしましょう。 平面を選択→スケッチを開始し、下図のエッジを選択。 スケッチタブから『エンティティ変換』コマンドをクリック。 すると下図のように円筒のエッジが平面1に投影されます。 ここを起点にヘリカルカーブを作成します。 フィーチャータブから、『カーブ』→『ヘリカルとスパイラル』を選択。 下図のようにパラメータを設定してヘリカルカーブを作成しましょう。 ステップ2『ヘリカルカーブに合わせた平面の作成』 フィーチャータブから『参照ジオメトリ』→『平面』を選択。 ヘリカルカーブとヘリカルカーブの端点を参照します。 OKをクリックすると、平面2が作成できます。 こうして新しく作成した平面2に溝を掘るためのスケッチを描いていきましょう。 平面2を選択し、『矩形中心』を使って下図のスケッチを描きます。 この矩形の中心の点とヘリカルカーブを選択し、『貫通』の拘束をつけます。 拘束がついたら、スケッチを終了しておきます。 あとは、フィーチャータブから『スイープカット』を選択し、 青い欄(輪郭)に先ほど描いた矩形のスケッチを、 ピンクの欄(パス)にヘリカルカーブを指定し、OKをクリックします。 仕上げとして溝の両端を丸めましょう。 『フィレット』を選択、『ラウンドフィレット』にチェックを入れ、 下図のように面を選択します。 反対側も同様にしてフィレットを行うことで、 カム軸の溝のモデル作成ができました! いかがでしたでしょうか? 実は平面2を作成せず、平面1に矩形を描写し、 同じような手順を踏んでも溝を掘ることはできます。 一見すると似たような溝が掘れているように思えるのですが、 測定してみると平面2を作成しなかった場合は歪んでしまっているのがわかります。 興味のある方はぜひ一度、平面2を作成せずに溝を掘り、 それがどのように歪んでしまっているのか測定してみてくださいね。 ...

【スイープ】SOLIDWORKS2016からの新機能

今回はSOLIDWORKS2016と2017で進化した機能のうちのひとつをご紹介します。 【スイープ】コマンド   無料メールセミナー「よくわかる便利機能編 その1 STEP3」では コイルばねのような立体的螺旋形状の作成方法をご案内しています。 作成方法をコマンドでご紹介すると 「ヘリカルとスパイラル」コマンドで螺旋のスケッチを描き、 【スイープ】コマンドで立体形状を作成します。   ーーーーーーーーーー これまでのバージョンの【スイープ】コマンドでは 「輪郭となるスケッチ」と「パスとなるスケッチ」の2種類が必要でした。 ですので、輪郭のスケッチを描くために、 パスとなる螺旋の先端に垂直になる面(法平面)を作成して 円の輪郭をスケッチをする必要がありました。 この”先端に垂直になる面を作成する”ことが難しくて、 何度も試行錯誤してしまう部分でもあります。   では、SOLIDWORKS2016からはどうなったのか? 【スイープ】コマンドを選択すると PropertyManagerの「輪郭とパス」に新たな選択肢があります。 ○スケッチ輪郭 ○円形の輪郭   スケッチ輪郭を選択するとこれまで通りです。   円形の輪郭を選択すると・・・・ 円の直径を入力するだけで 輪郭のスケッチが無くても肉付けできてしまうのです!! 円形であれば面の作成やスケッチの手間が省けて とっても簡単になりますよね。 (もちろん輪郭は法平面に作成されています)   さらに! 今まで輪郭スケッチがそのスイープの始点になっていましたが、 パスがあれば両方向に延ばせます。 パスの途中に輪郭を描いてもOKになりました。   さらにさらに! SOLIDWORKS2017からは、 輪郭の指定が「スケッチ」だけでなく「面」でもOKです。 (スケッチ輪郭で面を選択します) 輪郭にはすでに出来ているフィーチャーの面を選択することで パスだけをスケッチすれば【スイープ】が可能となりました。 どんどん便利になり嬉しいですね。 ...