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『設計ばらし』って何ですか?

今日も諏訪圏工業メッセでお問合せを 貰った内容について回答します。 「『設計ばらし』って何ですか?」 弊社の行う業務内容を書いた中に 『設計ばらし』があり、 質問して頂きました。 (図面ばらし・バラシということもあります)     3D特有のもの、 というわけではありませんし、 どのような設計を行っても、 必ず『ばらし』の作業は発生します。     【ここで1つ補足】 設計にはボトムアップ設計と トップダウン設計の2種類があります。 ・ボトムアップ設計 部品ありきの組立設計。 あらかじめ個々の部品の詳細が決まっており、 部品から全体を組み立てていきます。 ・トップダウン設計 全体像の構想から作り上げ、 細部の部品形状を作りこんでいきます。     例えばトップダウン設計では 全体像(レイアウト)が 先に作られているので形状は分かります。 しかし、そのままでは部品1つひとつの 正確な形がわからず、 製作することはできません。 だから、部品1つひとつに『ばらし』て、 機械加工等できるよう寸法公差、幾何公差、 表面粗さ、表面処理などの 作業指示まで加えた図面を描きます。   ボトムアップ設計の場合でも 組立設計後に部品1つひとつに『ばらし』ます。     これが、『設計ばらし』です。       余談ですが、この作業は設計者が 設計から『ばらし』までやることもあれば、 専任の「CADオペレーター」が行うことも あります。 (求人などである「CADオペレーター」は このような図面にするのがお仕事です)     そんな『設計ばらし』をして 部品図を作成したら、 どの部品をどこに使うのかがわかるようになっている 「組立図」も作成します。 (こちらも組図ということも) 如何でしたか? 設計といっても 様々な工程がありますよね。...

設計に欠かせない「図面」を解説します

今月は図面についても見てきました。 最初のつまづきになりやすいポイントで 基本の部分だけでしたがいかがでしょうか? でもまだまだ奥が深いです。 メルマガやブログで簡潔的に説明するには 内容が膨大なのと、SOLIDWORKSの操作を中心に 解説していることもあってあまり表には出ていませんが、 弊社の「研修」ではたっぷりお伝えしています。     SOLIDWORKSは各社が行うスクールに通って 習得することが一般的ですが、 弊社ではご依頼頂いた会社様に講師が出張して (北は岩手県から南は熊本県まで出張開催実績有り) 3日間の研修を行っております。 もっと詳しく!という方はぜひそちらも 検討して貰いたいのですが、 費用や時間的に今すぐは厳しいと 感じるかもしれません。       弊社でも教育において費用や時間的拘束は 重要なボトルネックになっていることを実感しています。 ですからそれを解決する1つの手段として 【DVD】教材を紹介させてください。 ************* https://cadrise.jp/dvd/ ************* DVDでボトムアップ設計の基礎が学べるのは アドライズだけの商品です。 通常3日間(定価33万円)の研修を7時間の映像に 収めているので、好きな時間に毎日少しずつ、など 1人で自由に受講可能です。 私もヘッドホンして自分のデスクで学びました。   図面だけでなく、より効果的なモデリング方法なども 解説しておりますので、スキルのランクアップが狙えます。 研修後の復習教材としても最適ですよ。   「2次元から3次元へ移行する際の違いが解った」、 既に使っている人からも「知らないことも学べた」という ご感想もいただいています。 操作が動画で見れるから迷わないし、 分からない部分は戻って何度でも再生可能です。 サンプル動画なども載せていますので ご興味もって頂けた方はぜひ下記URLを ご確認ください。 ************* https://cadrise.jp/dvd/ ************* 講師は弊社社長の牛山です。...

図面のどこから描き始めたらいいか?02

  前回は「図面のどこから描き始めたらいいか」を お伝えさせていただきました。 URL:https://cadrise.jp/manual/zumen1/     その答えは、図面を読み解き、 【基準面】と【原点】を見つけることです。 形状により分かりやすい投影図で描かれるので 図面によって展開も変わります。 いろんな図面を見て慣れてくださいね。         さて、そんな前回の図面、 原点の位置を左下、奥行き中間の位置が【原点】 とご紹介しました。 「あれ?違うんじゃない??」 と思われた方、いますか?   気づいた方はとっても鋭いです。 実はもう1つ、この図面では 原点になりえるポイントがあります。   ↑ぜひ探してみて下さい。         では、答えです。   左下、奥行き中間の位置以外に、 左下、手前の角です。 この図面の場合、 どちらを原点としても正解となります。     手前を原点とした場合、 中心についている穴を決めるために 中心線を引く必要があります。 その場合、寸法入力ではなく 「中点」の拘束を使ってくださいね。       ***** さて、今回書きたかったのは もう一つの原点の見方、ではありません。   このように 人によって図面の読み取り方が変わってしまう可能性がある ということをお伝えしたいのです。     どちらを原点にしても間違いではないのですが、 例えば同じ設計グループ内に両方のタイプの方がいると 設計変更などが発生した場合に編集方法が異なるなど トラブルの原因にもなります。   このトラブルを防ぐには、「社内ルール」という SOLIDWORKS以外での外部ルールで統一させます。   御社ではこのような場合、 「どちらを【原点】とするか」 社内ルールを先輩や上司に聞いてみてくださいね。       さて、このようにして図面通りに モデリングしていくのですが、 なぜそこまで図面通りにする必要があるのか?   それは、「図面化したときに寸法がそのまま入る」 というメリットがあるからです。   今月はあと一回、図面についてお伝えします。...

図面からモデルを作成するには?

弊社執筆の「入門」書籍ではモデルを作成し、 それを図面にする方法については解説していますが、 図面からモデルを作成する方法までは掲載しておりません。 SOLIDWORKSの操作方法の本なので・・・という言い訳もあるのですが、 それだと実務的ではないですよね。   皆さんが現場で設計業務に携わる場合、 どんなに新人であっても図面を読み解くことは必須です。       設計には ・図面からモデリングしていくボトムアップ設計 ・3Dで設計してから図面に落とし込んでいくトップダウン設計 の2手法があります。   今月はまず、基本となるボトムアップ設計に注目していきます。 ボトムアップ設計で私たちに最初に必要な知識は、 「図面のどこから作り始めたらいいか」ということです。 私も初心者なので、そのつまずきの感覚はまだまだリアルです。 コーヒーミルが出来た!と思って喜んで次の「練習帳」 (弊社発売の「3次元CAD SOLIDWORKS練習帳」です。 図面と完成モデル画像だけあるので、図面から作る練習ができます。) に取り掛かろうとしたら、部品作成画面を開いただけで手が止まりました。 「どこから描けばいいの?」 「どの面に描くの?」 「原点てどうすればいいの?」 ?????の連続で、何もできなくなるのです。       ◆図面のどこから作り始めたらいいか◆ これを解決していくには、図面の【基準】を読み解きます。 基準はどこか?簡単に言ってしまえば、 寸法がどこから始まっているのか見て、 寸法が多く集まっているところが【基準】です。 (≒寸法表記の矢印→が多く集まっているところ) 図面から【原点】がどこか?をまずは把握します。       上の図面を見てください。 大体の図面には ・正面図(左下) ・平面図(左上) ・側面図(右下) の3方向からの投影図があります。   正面、平面、側面のそれぞれの【基準面】が ありますので、投影図からそれらを見つけます。 その基準が交わるところが【原点】です。 正面図など一つだけの図面は2次元なので 最大で2つの基準面しか特定できません。 他の図面から奥行き方面の基準面を把握し、 初めて原点の1点が特定できます。 (↑図面から最初に描くフィーチャーの図です。)   ※上の図面では正面の図の下側が平面、 左側が側面の基準面となります。 ここまでで正面の図左下に基準があることが分かります。 さらに、平面図から中央に正面の基準面があると わかるので、原点は正面左下の奥行き方向中央に 【原点】があると特定できます。     【基準面】と【原点】が分かったらスケッチに入ります。 寸法が沢山入っている面を優先し、 最大寸法のスケッチを描き始めます。   如何でしたか? 最後までお読みくださりありがとうございました。 来週ももう少し図面について書いていきますね。 お楽しみに!  ...